上品な漆黒の塗装と、三十五杯の引き出しに迫力を感じるアンティークの棚。
洋風のようでいて、確かに日本的なデザインが光る逸品です。
まず目を引くのは、規則的に並んだ計三十五杯の引き出し。薬屋さんが薬を分類して入れていたのか、手芸屋さんが糸を収納していたのか。
真実はわかりませんが、そんな想像に花が咲く趣深い収納棚です。現代に蘇った姿を眺めていると、堂々とした威厳すら感じさせます。
そして貫禄のある漆黒の塗装。市販されている通常の化学塗料ではなく、特殊な原料の墨を使用しています。
うっすらと木目を残した風合いあるブラックと、控えめで上品な艶を兼ね備えています。
艶がなくなってきた場合は、マイクロファイバーのクロスや不織布などで数回拭き上げると、もう一度艶が蘇ってきます。
上段は4枚のガラス引き戸に2段の棚。内部は無塗装にしてアクセントカラーとしています。
こちらは用途に応じて棚受けの高さを変えることができます。
また10杯の引き出しは少し深さが小さいため、カトラリーなどの細かいものの収納に適しています。
下段は25杯分の大容量の引き出しを備えています。こちらは上段のものよりも少し深さがあります。
引き出し内部は、必要なものはクリーニングしてありますので、安心してお使いいただけます。
仕入れ時に付いていた取手は、形の違うものが混在し、さらに劣化していた状態でした。
この収納棚の価値に適したものを探し続け、ようやく見つけた真鍮製の取手を使用しています。
すべて独自のエイジング法によって変色させていますが、何度も試験を重ねて最適な度合いのものを取り付けています。
高さ、奥行きともに、写真から想像するよりも小さめに設計されています。存在感のある色合いではあるものの、それほど圧迫感は感じられません。
上段・下段を分けてのご納品となりますので、お部屋の通路も確保しやすいかと思います。
「〇〇を入れる」と限定すると用途は浮かびにくいですが、「小さなものは全て入れる」と考えると、
お家の中のさまざまなものをこの棚にしまうことができるのではないでしょうか。
無くしやすい日用品や家族で共有するものなど、リビングで使えばこの一台ですっきりとお部屋が片付くはずです。
家族みんなの収納棚として、列ごとにスペースを分けると整理しやすいかもしれません。
使い方を想像しながら、お楽しみください。
表面は経年によるキズ・汚れがございます。ヴィンテージ・ユーズドという商品の特性をご納得された上でのご購入をお願い致します。
現物をご覧になりたい場合は、事前にご連絡ください。