小ぶりなサイズが可愛らしい、日本のアンティークのけんどん箱です。
「けんどん」とは、上下の溝にはめ込む戸のことで、日本の古家具には多用されているデザインです。
引き戸や開き戸のように、スペースを取らずに開閉できる、優れた和風の技法と言えるでしょう。
こちらのアンティークは、そのけんどん扉の内部に2段の棚と、下部には1杯の引き出しがついています。
小さな体の中に、細かなものを整理してしまっておける収納力があります。
取手には菊の文様があしらわれています。小さくシンプルな作りの中に、華やかさと上品さを添えてくれています。
引き出しには鍵穴のついた金具が取り付けられていますが、残念ながら鍵がありませんので、施錠できません。
デザイン上のアクセントと捉えてお楽しみ下さい。
本体は、桐材と思われる材料で構成されています。柔らかい材なので傷は多数見られますが、
使用上に支障のある欠損はありませんので、安心してお使いいただけます。
側面の下部には、手を掛けられる空間が作られています。持ち運びのしやすさが嬉しい古道具ですね。
その小ささから、置く場所を選びません。書斎のデスク上で文具を、またリビングのチェストの上に置いて日用品の整理などもしやすいでしょう。
靴磨きが趣味の私としては、玄関において靴磨きの道具を入れておくと、大事な靴のメンテナンスにも精が出るのでは、と想像していました。
ご自分だけの使い方を想像してみてはいかがでしょう。
日常的な用途に落とし込むと、アンティークのインテリアづくりもより楽しめることでしょう。
現在のお部屋にも取り入れやすいサイズですので、アンティーク入門の方も、すでに上級者の方にもおすすめしたい商品です。
表面は経年によるキズ・汚れがございます。ヴィンテージ・ユーズドという商品の特性をご納得された上でのご購入をお願い致します。
現物をご覧になりたい場合は、事前にご連絡ください。