和家具から学ぶ日本

和のデザイン

 

私たちが取り扱っている家具は、大正から昭和初期に作られたもの。
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さらに、その時代の中でも最上級の家具を厳選しています。
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当時においても最高級のそれらの家具は、
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技術はもちろん、造り手たちのこだわりや美意識の結晶です。
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素晴らしい家具に出会う度に、研究しているのですが、
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今日もまた面白い家具に出会いました。
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上質な欅材とろくろ脚で構成された丁寧に作り込まれたコーヒーテーブル。
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素敵だなーとスタッフと見とれていると、
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なぜが1本だけろくろ脚の木目が異なることに気が付きました。
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よくよく見ないと分からないその違い、でも明らかに意図的。
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なぜだろうと頭を悩ませました。
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調べてみると日本の建築の「逆柱」の考え方に似ていることがわかりました。
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逆柱とは木材を建物の柱にする際、木が本来生えていた方向と上下逆にして柱を立てること。
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「建物は完成と同時に崩壊が始まる」という伝承から、
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わざと未完成な状態にすることで災いを避けると考えられていたそうです。
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完全なものをよしとしない日本らしい思想。
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侘び寂びにも通じる世界観です。
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きっとあのコーヒーテーブルもあえて未完成にしたのでしょう。
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アンティークの和家具から古き日本の思想を学びました。

11.07.2019

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