木の違いからみるアンティーク和家具

こんにちは。ICCAです。

ICCAは「家族や大切な人との間」を繋ぎ、ちょっとした「いいね」を日常のなかに添える、アンティーク和家具をお届けしています。

今回は、お客様からもご質問の多い「木の種類による違いと特徴」について、ICCAで取り扱いの多いアンティークの材木という切り口からご紹介いたします。

材質の違いを知ることで、自分好みの家具を見つけやすくなる助けとなると思いますので、参考にしていただけると幸いです。

尚、同じ材料でも産地や育ち方、使用する部位によってその特性は変わってきます。そしてアンティークですので経年の仕方によっても差があります。あくまで私たちが普段接する和のアンティーク家具の中でよく見受けられる範囲でのご説明となります。想像も含まれておりますので、「そんなものかぁ」くらいに思っていただければ幸いです。

ご紹介する材のラインナップ
1.楢(なら)
2.栗(くり)
3.欅(けやき)
4.栓(せん)
5.桜(さくら)
6.杉(すぎ)
7.ラワン(らわん)

 

1.楢(なら)材

強度があり、木目も上品な楢材。虎斑(とらふ)と呼ばれるトラの背中のような模様があり、木目にアクセントを添えています。現代でも楢材は無垢の家具においては高級品として重宝されています。

アンティーク家具の経年した楢材は深みのあるベージュ、ベースカラーが黄色の薄茶っぽい色味のものが多い印象です。塗装されていない状態のまま、経年していくと徐々に深みのある色合いになってゆきます。また、鉄分に反応して黒くなりますので、釘やビスを打つとその周辺が黒ずむという特徴もあります。

ICCAで取り扱っている時代のアンティークでは、楢材で作られている家具は構造や意匠が作り込まれているケースが多く、当時でも高級な家具の材として重宝されていたのかもしれません。

楢材木目

楢材特徴

2.栗(くり)材

硬くて丈夫、とても耐久性の高い材です。道管と呼ばれる木目のラインが太く、わかりやすく木目を楽しめる材のひとつです。建築では土台づくりなどにも用いられるようです。

アンティークの家具では、褐色の深い色味のものが多い印象です。無垢のままですと楢材と同じく徐々に深みを増していきます。また栗材も鉄に反応し黒ずみます。
高級家具に用いられていることが多く、ICCAでも取り扱うことの多い材種です。

栗材木目

栗材特徴

3.欅(けやき)材

現代でも流通量が多く、皆さんにとっても馴染みのある材の一つかもしれません。硬くて耐久性の優れた材になりますが、暴れん坊将軍と言われるほど、動きの激しい木です。ICCAのアンティークで欅材が使われている家具は、動きの少なく木目も美しい良質なものが採用されていることが多く、材料の金額だけでも驚くほどのものであることも。

良質な欅であるほど赤みがかっていることが多く、あたたかくやさしい色味です。
経年してゆくと徐々に褐色のような色味になってゆきます。

木目は優しい色味に相反するようにダイナミックで力強いのが特徴です、
玉杢(たまもく)や牡丹杢(ぼたんもく)など、木目を楽しめるものが多いのも欅材です。

欅材木目 欅材木め

欅材特徴

4.栓(せん)材

やわらかく加工性が高い栓(せん)材。それゆえにICCAのアンティークの中ではとりわけ凝った意匠の家具には栓材が採用されていることが多いです。木目は欅材と非常に似ていて、日頃から様々な材を見ている人でも、間違えることもあります。
色味は白が強く明るい印象があります。

栓材木目

栓材特徴

5.桜(さくら)材

桜材は非常に品種が多く、特定するのが困難な材種です。ICCAのアンティークにおいては、ヤマザクラやシュリザクラと思われる桜材が多い印象です。
やさしい質感、触ると桜材特有のやわらかい肌触りがあり、ほっとします。

木目は控えめで品のある雰囲気があります。
淡い赤みがあるのが特徴で、経年してゆくと徐々に深みのある茶色になります。

桜材木目

桜材特徴

6.杉(すぎ)材

住宅でも多く使われている杉材。やわらかく加工性がとても高い木です。アンティーク家具においては、背板や棚板、引き出しの底板などにつかわれているのはほとんどが杉材です。木で作られた家具は湿度や温度、もともとの木の特性などから動くため、重要な部分に破損が起きにくいように、背板などにはやわらかい杉材が採用されています。

色味は白〜少し赤みがかった色味、経年してゆくと茶色くなっていきます。

アンティーク家具においては、杉材がメインで使われているものはシンプルなものが多いため、ICCAでは取り扱いが少ない材でもあります。ただ、屋久杉などの高級品の杉材は材料として重宝して使用することがあります。

杉材木目

杉材特徴

7.ラワン材

いまは、ベニア板などで使用されている材として知られていることが多いようです。
現代では合板のものが主流ですが、ICCAが取り扱っている家具の時代では無垢の良質なものが使用されていることが多いです。温暖なところで取れる材木で、均一な木目。木目は木の成長の中で生まれるため、寒暖差の少ない温暖な地域では、木の成長するスピードが一定で、木目が生まれにくいそうです。

アンティークの経年したラワンは楢材などと色味が似ていて、ベージュ〜褐色に近い色合い。木目も均一なため、均整のとれた雰囲気があります。加工もしやすい木ですので、凝った意匠がほどこされているアンティークも少なくありません。

ラワン材木目

ラワン材特徴

いかがでしたでしょうか。

ICCAで取り扱うものは、高級な部類のアンティークが多く、材料によって優劣がつけられないほど、材の特徴をうまく生かした出来の良い家具がほとんどです。それゆえに、どの材がいいと言い切ることができません。

それでも、木によって木目や色味、纏う雰囲気が違いますので、自分らしいインテリアづくりの一つの切り口として参考にしていただけると嬉しいです。

09.21.2020

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