日本各地をめぐり仕入れの旅をしています。
仕入れるものは、私たちの心に響くものだけを厳選しています。
意匠の美しさがあるものはもちろんですが、シンプルでありながら、他を引き立てるような引き算の美しさをもつもの、その家具が持つ物語に共感できるものなど様々。
共通していることは、それぞれがとても個性的でユニークでキラリと光る魅力をもっているということです。
迎えた家具は、すぐにリペアを始めるということはありません。
まずその家具をじっくりと観察し、どのように仕立てれば、どのような提案をすればその魅力が引き出されるのか、話し合うところから始まります。
仕上がりのイメージが共有できたものから次の工程に移ります。
アンティーク家具の多くは、仕入れてきた段階では硝子が割れていたり、破損しています。
私たちは、アンティークの風合いは残しつつリペアしたり、より美しく、勝手の良いものになるようにリメイクしています。
ICCAの家具の特徴のひとつである色味と質感を表現するために、塗料を落としたり、塗ったりしています。
塗料を落とす際、溶剤を利用することがあります。その溶剤の中には、残念ながら環境や人体への影響があるものが少なくありません。
ICCAは環境と作業者への負担を考え、エコで安全なものを選び、利用しています。
作業性は劣る上に、コストも大幅に上がりますが、それでも安心で安全な製品をお届けしていくために譲れないところです。
自分の子供が使っても安心という品質を目指して取り組んでいます。