繊細な装飾と、脚部のデザインが印象的なガラスショーケース。
天板と側面、引き戸の計五面がガラスのショーケースです。
どの方向から見られても均整が取れるように、細部まで抜かりのない意匠が施されています。
もちろん展示するための家具ではありますが、このショーケース自体が美術品のような、まじまじと眺めてしまう美しさを持っています。
塗料を剥離して磨いてみると、見たことのない赤色の肌が現れました。
シックな色合いもまた、このアンティークの存在を特別なものに感じさせてくれます。
脚部は中国や仏具の流れを汲んでいると思われる意匠。
この古い伝統がむしろ新しく感じられるのは、現代に生きる私たちの特権ではないでしょうか。
天面のガラスはもともと固定されていたようですが、仕入れた際にはすでに外れていました。
そのガラスを固定するのに、今回はモルタルを使用してみました。
ざらついたモルタル、ガラス、木材と異なった質感や色合いのものが調和し、ショーケースに新たな価値が生まれました。
ガラスの引き戸はスムーズに動きますが、付いている鍵穴は鍵自体がないため機能しません。
また内部のガラス棚は厚み１cmのものに交換しています。強度はありますが、木枠全体に重量がかかるため、過度に重いものは避けて下さい。
棚の高さは変えることができないため、ご注意下さい。
天面のガラスは当時のものを使用しています。モルタルによって固定されていますが、ガラス自体はあまり丈夫なものではありません。
上にものを載せる際には、過度に重量のあるものは避け、慎重に置かれることをお勧めします。
ショップでの展示や陳列はもちろん、ご家庭でもお気に入りのアートやオブジェなど、飾るものを一層美しく見せてくれるショーケースとなってくれるでしょう。
また家族の思い出の写真や、お子さんが学校で作った作品などを飾る、一家のアルバムのような使い方はいかかがでしょうか。
【注意】
こちらの商品は５面ガラスという性質上、配送業者による通常配送ができません。
そのため、《関東の一部地域（東京・千葉・埼玉・神奈川）に限り、ICCAスタッフによる直送》もしくは《直接お引き取り》のみさせて頂きます。
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