About ICCA

Reliving Traditions.
Refining Modern Art.

時を紡ぎ、和に息吹を。

ICCAは、主に1900年代前半に作られた上質な和家具をアップサイクルするブランドです。

当時、西洋の文化が日本に流入する中で、家具のデザインにも変化が生まれました。西洋の様式を取り入れつつ、日本の住環境や暮らしに適応した独自の家具が生まれたのです。それらは、和の伝統技術を活かしつつ、西洋の意匠を取り入れた、新たな和家具として発展しました。しかし、時代の移り変わりとともに、多くの家具が使われなくなり、雨ざらしのまま放置されたり、倉庫の奥で忘れ去られることも少なくありませんでした。

ICCAは、役目を終えた和家具に新たな命を吹き込んでいます。まず、重厚な塗装を適度に取り除き、無垢に近い状態に戻します。次に、腐食や破損部分を補修し、使いやすくなるよう補強や調整を行います。必要に応じて色を加え、新たなデザインを取り入れながら、現代の暮らしに合う形へとアップサイクルしています。

使われなくなった和家具を『現代の和家具』として蘇らせること。そして、和の職人たちが培ってきた技術を未来へと受け継ぐこと。これが、ICCAの使命です。

Who makes ICCA

ICCAを作っている人たち

酒井立朗

ICCA 代表取締役

ICCA代表。前職のマーケティングスキルをベースに、直感に優れたアイデアを次々と生み出し、アンティーク和家具業界になかった新しい視点を創出したイノベーター。

石崎圭一

ICCA アートディレクター

ファッション系のブランディングを得意としてるクリエイティブディレクターとして活動する一方で、ICCAのVIやストーリーテリング、コンセプトワーク全般を主に担当。

高橋純一

ICCA 木工技能師

技能五輪全国大会の審査員を務めるほどの卓越した技術と審美眼の持ち主。ICCAのアンティーク和家具がアート作品と言えるほどの完成度に昇華させた立役者。

How to make ICCA

ICCAの和家具ができるまで

ICCAで扱うアンティーク和家具は、ただの“古い家具”ではありません。大正という時代を生き抜き、長い時の流れをまとった“文化財”のような存在。私たちはその一つひとつと丁寧に向き合い、時間と手間をかけて、ふたたび暮らしの中に息づくかたちへと蘇らせています。その製作プロセスをご紹介します。

01

全国各地から厳選された
「大正期の名品」だけを仕入れ

私たちが選ぶのは、時代の美意識と職人技が凝縮された“最上級の和家具”のみ。独自の目利きで、全国津々浦々から状態と意匠の優れた大正期の家具を厳選・仕入れしています。これが、ICCA のクオリティの土台となります。

02

分解と内部の清掃

長年の間に家具の隙間に積もったホコリや汚れを丁寧に取り除くため、まずは慎重に分解を行います。また、この工程は修繕の精度を高めるためにも必要不可欠。家具本来の構造を見極める、大切なステップです。

03

洗浄と塗装剥離

素材を傷めないよう細心の注意を払いながら、木部や金具の汚れを洗浄します。同時に、表面の古い塗装も一度丁寧に剥がし、木材そのものの表情と向き合います。

04

完全乾燥

洗浄後の木材は水分を含み膨張しています。この状態では正確な調整や仕上げができないため、十分な乾燥期間を設けます。家具が本来の寸法とコンディションに戻る、大切な時間です。

05

クリーニングと部品チェック

乾燥後には、再度ガラス面や木部の拭き取りを行い、最終的な汚れを除去します。同時にある程度の仮組みを行い、不足している部品や補うべき箇所を見極めます。

06

見立てと修繕の方向性決定

家具の状態を総合的に確認しながら、「この家具がどうあるべきか」を考える工程。大正当時の美意識を守りつつ、現代の暮らしに調和するような修繕方針を立てていきます。ここに ICCA ならではの“見立て”の力が宿ります。

07

修繕・加工・仕上げ

見立てに基づき、欠損部の修復や構造の補強、新たな意匠の加飾を行います。“修繕”は、壊れたものを直すだけではありません。その家具が本来持っていた美しさと品格を、現代にふさわしい形で引き出すための創造的な作業です。

【ICCA の家具が生まれ変わる瞬間】

こうして、100 年の時を超えた家具が、もう一度暮らしの中で輝く“作品”として生まれ変わります。ICCA では「ただのリペア」ではなく、「一つひとつに新たな物語を与える」ことを大切にしています。

The Beginning of ICCA

ICCAのはじまり

アンティーク和家具の新たな価値を
創造するブランドストーリー

2016年12月8日、ICCAは誕生しました。アンティーク和家具業界未経験のマーケティングコンサルタント・酒井とアートディレクター・石崎。まったくのゼロからの挑戦でした。

空いているガレージを間借りし、商品作りと撮影をスタート。ECサイトが完成すると、まずはInstagramで毎日投稿を続けました。当時、濃い塗装を落とした軽やかな無塗装の和家具はまだ珍しく、フォロワーは増え続け、ICCAは徐々に知名度を高めていきました。

「コーヒーテーブル」という発想から
広がった新たな可能性

転機となったのは、古道具市場でよく見かけたろくろ脚の文机や矢立机を、酒井が「コーヒーテーブル」と名付け、ソファ横のサイドテーブルとして提案したことでした。

仕入れるたびに即完売。ヒット商品となったのです。(ちなみに「ろくろ脚」という呼称も酒井が考案しました。笑)

この反応を見て、「これは…いける…!」と確信した私たちは、コーヒーテーブルの仕入れを増やし、さらに書類や小物を収納できる小引き出しやテレビボードなど、アンティーク和家具の使い方やデザインを見立て直し、現代の生活にフィットする商品を次々と提案していきました。

「アンティーク和家具は素敵だけれど、どう使えば良いかわからない。」そんな悩みを抱えていた人々に、ICCAの商品は確実に響いていたのです。

ブランドの確立と躍動そして最大のピンチ

手応えを感じた私たちは、初のPOP-UP STOREを代々木上原で開催。ICCAのファンだと言ってくださる多くのお客様と直接会い、ブランドとしての輪郭が明確になった瞬間でした。

そして、現在、工房を構えている佐原にもご縁があり2回目のPOP-UPを開催。佐原をとても気に入いった私たちは、工房を移転することに。そのころは、ICCAが目まぐるしく変化と躍動をしてる時期でもありました。

しかし、一方で無塗装の和家具の人気が高まり、競合ブランドが増加。仕入れ価格も高騰し、次の一手を模索する時期に。さらに唯一の家具職人も退職し、ICCAは存続の危機に立たされました。

運命の出会い “職人の高橋の参画”

そんな時に現れたのが職人の高橋です。

彼は厚生労働省が定める「現代の名工」に師事し、木工技能オリンピックの審査員を務めるほどの技術を持つ職人でした。

コロナ禍で工房が休業し、ICCAで家具洗浄のアルバイトとしてやってきました。高い技能と知識を持つ高橋、当然、高橋は家具洗浄だけでは満足せず、「こうした方がいい」「ああした方がいい」と提案を始めました。

しかし、酒井は「来たばかりのアルバイトがICCAを理解できるはずがない」と反発。毎日のように衝突が続きました。

そんなある日、仕入れで数日間工房を空けて戻ると、そこには見たことのない美しい家具が。

それは、卓上ショーケースにろくろ脚をつけ、腰高サイズのショーケースへと生まれ変わったものでした。脚部には同じ栗材を使用し、色や面取りなどの意匠も完璧に調和。

「こんな美しいものを作れるのか…」

この瞬間、「高橋以前」のICCAにはもう戻れないと確信しました。こうして高橋は家具洗浄のアルバイトから正式にICCAの家具製作担当へ。 ICCAの新たな時代が幕を開けたのです。

アンティーク和家具の未来へ

私たちICCAは、ただ古い家具を販売するのではなく、「新しい価値」を創り出しながら、時代を超えて愛される家具を提案し続けています。

現代の暮らしに溶け込むアンティーク和家具を、もっと多くの人に知ってもらいたい。

そんな想いで、これからも挑戦し続けます。

Who makes ICCA

ICCAを作っている人たち

How to make ICCA

ICCAの和家具ができるまで

The Beginning of ICCA

ICCAのはじまり