W72cm x D35cm x H160.5cm
めったに出会えない構成とサイズ感をもつ、大正期最高峰のケビント。
端正な佇まいと気品に満ちた意匠は、時代を超えてなお美しさを湛えています。
上段には観音開きのガラス扉。三面ガラスの設えが、内部のものをやわらかく引き立てながら、空間に軽やかさを添えます。
ガラス棚板は可動式のため、器や小物の高さに合わせて調整が可能です。
下段は三つの引き出しと一枚板の片開き戸という構成。
収納力に優れ、見せる・しまうのバランスが取れた実用性も魅力です。
引き出しの前板や脚元には、時を経た楢材ならではの風格がにじみ、丸く削り出された脚部の意匠が、全体の印象を静かに引き締めています。
観音扉の立て付けや金具の動きは、時間をかけて丁寧に調整。
取手や丁番には、ICCAが秘蔵していた最上級の金具を惜しみなく使用しました。
一点ものとしての存在感と、日々の暮らしに馴染むやわらかさを併せ持つ、希少な一台。
空間の主役として、自信をもっておすすめいたします。
当社の職人が丁寧に修繕し、次世代へ繋ぐ家具として蘇らせました。
- 状態の良いアンティークですが、詳細画像以外にも小さな小傷や、多少の歪みがございます。
- 多面ガラス製品となります。配送条件がございますのでご確認ください。
- 素材
- 本体:楢材
- 仕上げ
- 無塗装
- 状態
- 良好