W99.5cm x D32.5cm x H182.3cm
一つひとつの意匠に、思い入れを込めて。
ICCAのクラフトの粋を尽くした、特別なショーケースが完成しました。
主材は美しい木目と堅牢性を兼ね備えた栗材。
一度すべてのパーツに分解し、各部材を丁寧に整えながら、デザインもゼロベースで再構成しています。
フレームに施した面取りは、日本で古くから伝わる「両紐面取り」。
さらにそれを二重に施した希少な意匠は、輪郭を際立たせ、全体に端正な印象をもたらします。
上部の支輪には、ICCAが大切に保管してきた最高の装飾パーツを加工して取り付け。
綺麗に整えられたフレームと見事に調和し、控えめながら格調高い佇まいを演出しています。
内部の棚板には、玉杢の美しいタモ無垢材を贅沢に使用。
本来は突板として表面材にスライスされるような高級材を、無垢のまま使うことで、棚板そのものがこの家具の見どころとなっています。
ガラスは大正期のゆらぎのあるガラスを使用。
光の角度や室内の明るさによって表情を変え、眺めるたびに小さな発見があります。
取手や丁番も、ICCAのストックの中でも最上級のものを惜しげもなく採用。
細部にまで一切の妥協なく向き合っています。
高さは180cmを超える堂々たるサイズ感。
しかし奥行きが抑えられているため、圧迫感はなく、すっと空間に馴染んでくれます。
背板には、かつて扉として使われていた建具をそのまま再利用。
時を重ねた木肌の風合いが、この家具にさらなる深みを加えています。
“家具”という枠を越えて、一つの作品と呼ぶにふさわしい逸品です。
ぜひ、長く寄り添える相棒としてお迎えください。
当社の職人が丁寧に修繕し、次世代へ繋ぐ家具として蘇らせました。
- 状態の良いアンティークですが、詳細画像以外にも小さな小傷や、多少の歪みがございます。
- 多面ガラス製品となります。配送条件がございますのでご確認ください。
- 素材
- 本体:栗材
- 仕上げ
- 無塗装
- 状態
- 良好