DIARY / 制作の舞台裏

暖かくなるICCAの習慣

丸テーブルとショーケース

 

例年なら空気の冷たさが肌をさすような季節ですが、

幸い今年はまだそれを体感せずに過ごすことが出来ています。

それでも工房は冷え冷えとしていて、

一度動きを止めると寒さに襲われるので、

休むことなくせっせと家具づくりに勤しんでいます。

ICCAには家具がいい仕上がりになったとき、

みんな手を止めて家具を褒める風習があるのですが、

その時ばかりは動きを止めても寒さを感じないから不思議です。

情熱が寒さを忘れさせてくれるのでしょうか。

「抜群だねー」などと家具を褒め称えている光景は、

冷静に、傍から見ると実に滑稽だなと思いつつ、

これはこれでICCAらしい文化。

家具にアつくホれてしまっている、アホな集団なんでしょうね。