世の中の奥様方へ。夫たちは妻への労わりや思いやりの行動を特別の日だけにするものではなく、日々の積み重ねが重要だと分かっている。しかし、分かっているのだけれど…、まことに申し訳ない。そこで、夫が喜んで奥様を毎日おもてなしする道具を紹介したいと思う。
男は道具等、形から入るのが大好きなことは良く聞く話である。ならば、お気に入り道具としてキッチンを持たせてみるのはどうだろうか?それは食事を作るためのものではなく、自分好みの道具を使い(披露し)、そして収納する(ディスプレイする)ためのキッチンである。
自分のお気に入りであれば、自ら進んで使い、後片付けもキッチリとするだろう。それを私たちは「SECOND KITCHEN(セカンドキッチン)」と名付けてみた。
例えば、食事の後。後片付けをしている奥様のために珈琲を淹れる。お湯を沸かしている間は、隣で会話をしながら食器を拭くのもいいだろう。SECOND KITCHEN(セカンドキッチン)には、量り売りのホールビーンズとオーダーメイドで作った珈琲サーバーなどが、カフェのように整然と収まっている。それらを恭しく取り出し作業する夫。普通は「また無駄なもの買って!」と言いたくなる奥様も自分のためにやってくれるのなら、まんざらでもない気持ちになるのではないだろうか。
そこで「まるでバリスタのようね」と一言添えてあげれば、大好きな先生に褒められた幼稚園児のように、頑張ってしまうだろう。男は単純で可愛い生き物なのである。
SECOND KITCHEN(セカンドキッチン)は、珈琲だけではなく、バーカウンターや抹茶を点てるなど、アイデア次第で、様々な使用法が考えられる。日々、奥様をもてなす夫が1人でも増えるよう、私たちは様々な形のセカンドキッチンを作り続けようと思っています。