いま、たいへん人気のある陶芸作家の阿部春弥(あべ はるや)さん。
長野県で親子代々陶芸作家という生粋の陶芸家です。
備前焼出身の阿部さんは独立する際に、より暮らしに馴染む器づくりをしたいという想いから、備前焼から白磁へと転身したそうです。
暮らしをきちんと考えて作られた阿部さんの器は、持ちやすく、手によく馴染みとても使いやすい。
その使い勝手の良さから、我が家でも高い利用頻度で日々使っています。
少し青みがかった透き通るような白とシンプルな模様は、存在感を出しすぎず、存在感がある絶妙なバランス感覚を兼ね備えていて、料理をおいしそうに引き立ててくれます。
人で例えるならば、
相手を引き立てつつ、主張すべきところはしっかり主張する、清らかさとやさしさと、強さをもつ大和撫子のような感じでしょうか。。。
私としては、それくらい素晴らしいと感じています。
そんな素晴らしい器がどのように作られているのか実際に阿部さんの工房で見てきましたが、成形した器を、彫刻を削るようにして面取りしたり、模様を描いていくその繊細さは陶芸家ではなく、まるで彫刻家の作品作りのようでした。
細かく丹精込めて作られた阿部さんの器を、ぜひ手に取っていただけると幸いです。
商品作りの様子がInstagramで見れますので、興味がある方はぜひ見てください。
一見の価値あり、です。
まだ30代という若さ。
ひとつひとつ丹精込めて作られる器