実は何年も前から作りたいと思いながらも、
なかなか実現できていなかったこの卓上照明づくり、
この度、覚悟を決めて正式にプロジェクトをスタートしました。
たくさん作りたい家具がある中で、最初に作る理由、ひとつは、気軽に暮らしの中に取り入れられるから。 明るさを求めるのではなく、安らぐ光を日常に取り入れる。
優しい光に包まれるような癒しの時間を、大切な人と楽しむ。そんな体験をたくさんの人にお届けできたらと思っています。
もうひとつは、ICCAは大正期の照明に魅了されたことがブランドが生まれた一つのきっかけとなっており、原点回帰、あの時感じたときめきを、今度は作る立場で生み出せたらなという思いからです。それもICCAが一番得意とする、そして研究と研鑽を重ね続けてきた愛すべき"ろくろ脚"を活用して。つくる過程も含めて、皆様にお楽しみいただけるように、できる限り発信も頑張りますので、どうぞお楽しみに。
基本的にものづくりにおいてICCAはマニアックなまでにこだわりが強いですが、今回とりわけ大切にしていきたいことは以下になります。
創業期からのろくろ好きが高じて、日夜そのフォルムを研究してきました。今回の照明はその集大成のひとつとして表現したいと思っています。飽きのこない、でも引き込まれるような、そんなろくろフォルムを作ります。
見たことや体感したことはないけれども、なんだかなつかしい感覚、使う木材、パーツ、色味、様々な観点から追求していきます。